キャンプでの照明

自然の中のキャンプの夜はとても暗いです。特に新月の夜はこんなに暗い闇があるのかと、都会人にとっては信じられない暗さです。大光量のランタンはこの不安な闇夜を切り裂く心強い道具です。
しかし、外で使うランタンは一種の点光源ですので、ものの陰まで光が回りこんでくれず、同じ明るさの光源を家の中で使うほど明るく感じません。これは光が壁や天井に反射して部屋全体を明るくするからなのですが、屋外には光を反射してくれるこのような壁はありません。ランタンを2灯使ってもそれほど明るく感じないのはこのためです。この暗さはその雰囲気自体を楽しんでしまえばよろしいのですが、夕食時などは少し困ります。
そこで、点光源であるランタンを面光源にしてみようと考えてみました。

ビーチパラソルの利用

最初に考えたのはビーチパラソルの中でランタンを使うことです。テーブルに立てたビーチパラソルの軸にランタンハンガーをつけて、それにランタンを吊るして灯すと、テーブル全体が明るくなって非常に使い勝手が良くなりました。このアイデアはあるキャンプ大会でアイデア賞をいただきました。パラソルは白色に近いものが適当です。光を良く反射するシルバー色のものがあるようですが、ギラギラするような感じになるかもしれません。
ただし、ランタンの着火直後は炎が安定せず、火柱が上がることがあるので、炎が安定してから吊るしましょう。また、ランタンは相当の発熱を伴いますので、ランタンを吊るした直後はパラソルの各部の熱さを頻繁にチェックしてください。私が愛用しているカセットのガスランタンは200W相当の明るさですが、パラソルはかなり熱くはなるものの、発火が心配されるほどではありませんでした。

さらなるビーチパラソルの応用

ビーチパラソルの中には太陽の傾きに合わせて軸を中折れできるものがあります。この中折れの状態でサイドオーニングのピラーにベルクロテープで抱き合わせ、ピラーにハンガーをつけてランタンを吊るすと、光がとてもよく回り込んでくれます。パラソルは斜めになっておりますので、そこにランタンの熱が溜まることもありません。
私は右の写真のように、サイドオーニングの2本のピラーにランタンを2灯使うことが多く、こうするとサイドオーニングの下は部屋の中のような自然な明るさになります。これでキャンプの暗さに頭を悩ますことは全くなくなりました。


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