経営管理会計、バランスト・スコアカード導入支援

管理会計といいますとすぐに予算管理や原価計算のことが頭に浮かびますが、管理会計はこれらにとどまりません。財務会計はファイナンスのための会計であり、会社と利害関係者を調整するためのものであるのに対し、管理会計は経営者の4つの仕事を直接サポートする会計であるとも表現できます。4つの仕事とは(1)経営目標を定める、(2)環境の変化を予測し計画を立てる、(3)計画実現のために経営資源(ヒト、モノ、カネなど)を配分する、(4)現実の業務活動を計画に沿うように統制する、ということなのですが、中堅、中小企業の経営者の中にはここの理解が浅く、管理会計以前の問題を抱えている企業も少なくないようです。
バランスト・スコアカード(以下BSC)は、経営のパフォーマンスを測定し、可視化することによって、企業の戦略の遂行状況をモニタリングする経営ツールです。1990年代のBSCの登場以前はもっぱら「株主資本利益率」等の「財務」指標が経営指標として使われていました。しかし、この「財務」指標だけでは経営のパフォーマンスを総合的に測定することは困難であり、その先行指標となる「学習と成長」、「業務プロセス」、「顧客」の視点に基づく各種指標も合わせて考慮しなければならないという考えに立脚しております。このBSCの導入により企業活動の総合的・客観的な評価が可能となりますので、企業戦略の成果を把握し、そのフォローアップが容易になります。
弊社では経営管理会計やBSCを企業戦略の実践手法およびIT投資の評価手法として導入しようとしているお客様のご支援をさせていただきます。