レンタル・モーターホームで行く カナディアンロッキーの旅

3-9. 発電機
この程度の大きさのモーターホームになると発電機の装備は一般的なものとなる。この発電機はルーフエアコンと電子レンジが外部電源がないところで利用する場合に必要となる。

私の借り出したモーターホームではオナン製の発電機が装備されており、室内から起動/停止できるようになっている。車種によっては発電機本体についている始動スイッチを使わなければならないものもあるようだ。始動は室内の電気製品のスイッチをすべて切った状態で行なう。発電機の始動は始動スイッチを回転が安定するまで押し続けなければならない。停止する場合も同様に押し続けなければならない。単に押しただけでは起動も停止もしない。

始動後、室内の電気製品を使うには、発電機で発電された電気が室内に供給されるようにしておかなければならない。これは外部電源に接続するためのプラグを発電機に接続することにより行なう。この接続口は外部電源に接続するコードが収納されている専用の小さなスペースに設けられていた(写真3-1)。したがって、キャンプ場で電源をフックアップしている場合以外は、この発電機用のコンセントにプラグを接続しておけば、発電機起動で直ちに電子レンジ等が利用できる。

発電機を運転するとかなりの騒音を発する。キャンプ場で動かすのは気が引けるし、一般の観光地の昼間の駐車場でも、できれば動かしたくないほどであった。

発電機は走行中も作動させておける。私はビデオ用の電池を充電し忘れて、1時間ほど走行しながら動作させたことがあった。走行中の発電機作動音はほとんど気にならない。

なお、レンタル契約では発電機は利用した時間だけ別料金を要求される内容になっていた。