レンタル・モーターホームで行く カナディアンロッキーの旅

5. 資料集
5-1. カナダでの医療費(旅行保険)
欧米の医療費は高額であるという話をよく聞く。実際はどの程度のものなのか。ここでは皆さんの参考として、今回私が経験したことをまとめておこう。

同行した子供は昼間は元気であるにも関わらず、夜になると38度ほどの熱を出すようになった。熱が出始めて数日後の晩に38.4度まで熱が上がったので、日本から持参した風邪薬では無理と判断し、医者に診てもらうことにした。道中小さい街が多く、なかなか医者が見つからない。しかも休日にあたっていたのでなおさらである。レイク・ルイーズの観光案内で相談したら、近くの医院が開いていて、、診てもらえることになった。子供は年に数回扁桃腺炎で医者にかかるのでこれを心配したが、そのような兆候はなく、単なる風邪だろうということであった。もうすでに治りかけているということで、咳止めの薬だけをもらった。さらに3~4日熱が続くようだったら、薬局で薬を買うように処方箋も用意してもらった。医者の言う通り、この咳止めだけで治ってしまい、薬局で薬を買うこともなかった。この時にかかった費用がカナダドルで$45である。当時のレートで日本円にして2,500円程度になる。

また、上の男の子がバンクーバーのスタンレー公園で転んで右目横に三針縫う怪我をした。公園事務所で応急手当てを受けた後、医者に行くように言われ、St. POLE HOSPITALに行くことにした。運悪く診療時間が終わった後であったので、救急扱いとなってしまった。このときかかった費用が$168である。ここの救急医療はパッケージになっており、どのような治療がなされても同額とのことである。ただし、これはあくまで救急医療の範囲の治療に対してであろう。このときの受付の対応には気になることがあった。こちらとしては早く医者に診てもらいたいにもかかわらず、日本の住所や私の職業などを永遠10分以上も聞かれた。

余談であるが、この病院に駆け込んだとき一般外来の診療時間は終了しており、救急扱いになると治療費が高額になるということで、別の町医者を紹介してくれた。そこなら30から40ドルであろうということであった。しかし、あの大きなモーターホームでまた街中の小さな町医者を探すことと、駐車場が見つかるかどうかが不安であり、また海外旅行保険に入っていたので、高額な救急扱いでも由とした。

医者に行くと日本でも同じであるが、薬に対するアレルギーや一般のアレルギー等の体質を聞かれる。これは事前に英語で説明できるようにしておいた方が良いであろう。

三針縫う怪我に対して化膿止め等の薬は出なかった。日本では化膿止めとその後毎日消毒に医者に通うように言われることが多いのではないであろうか。この点私も心配して、海外旅行保険の現地インフォメーションに連絡して聞いてみることにした。カナダや米国では日本より手当が軽く、日本では悪く言えば治療のやり過ぎということになる。このインフォメーションで日本語を話す医者を紹介してもらって電話で話すことができた。この日本語を話す医者は米国在住で、インフォメーションが連絡して私のホテルの部屋まで電話をかけてきてくれた。この医者と話せて一安心することができた。

欧米の医療費は高額と聞いていたが、私が払った医療費は以上のとおりである。掛け金を考えると海外旅行保険をかけるべきか思案のしどころであるが、私のように4歳と6歳の子供連れであると、かける価値はあったと考えている。特に海外でモーターホームを借りて旅行しようとする場合、子供連れである場合は少なくないであろう。大人も子供も保険料は同額であるので、少なくとも病気や怪我をしやすい子供だけには保険をかけておくことをお薦めする。