レンタル・モーターホームで行く カナディアンロッキーの旅

5-3. 格安航空券
現在、航空機の旅客でエコノミー席に座る人の大半は、団体ツアー客もしくは格安航空券の利用者となっているそうである。たいていの航空会社の航空券は、どれも格安航空券として入手できるが、季節によりその価格は大きく変動し、予約取得の難易度も異なる。カナディアン航空は日本から直接カナダに乗り入れ、ロスタイムがないという利点があるので、比較的高いようである。

格安航空券は事前に航空券が手に入らず、出発空港で渡されることが一般的である。最近これをサービス(「電話予約、クレジットカード決済、チケット空港渡し」という手軽さ)として売り込んでいる航空会社もあるほどであるが、これが心配である場合は、購入した代理店ではなく、航空会社に直接電話で予約を確かめることもできる。私もこのようなトラブルは避けたかったので、ノースウェストの日本支店へ電話で予約の確認をし、ついでにホテルにも国際電話で予約を確認した。詐欺まがいの商売をする旅行代理店は皆無とはいえないかもしれないが、ホテルのオーバーブッキングのトラブルはこの業界ではかなり頻繁にあるようだ。航空券の座席は一旦入った予約の半数以上が搭乗日までに変更になるそうである。変更担当者の間違いがないとは言い切れない。旅行代理店によっては、申し出れば事前に手渡ししてくれるところもあるようであるが、余分な費用がかかる場合も多い。どうしても事前に航空券を入手しておきたいのであれば、旅行代理店にその旨を申し出てみよう。

格安航空券の代金支払いは店頭における現金支払いもしくは銀行振り込みが一般的である。クレジットカード決済が可能なことも多いが、格安航空券を扱うような代理店の場合、カード手数料として3%程度余計に支払わなければならないことが少なくない。格安航空券を取り扱う旅行代理店は採算ギリギリのところで会社を運営しているからであろうか。このカード手数料は航空券の購入から決済までの期間(1か月程度)を考えると、支払う方にとってはかなり高利である。しかし、万が一のトラブルの場合は、支払いを止める手が残されているので安心でもある。ただ、1ヵ月前には旅行代理店から航空券代金の支払いを要求されるし、空港に行って初めて予約が取れていないことが判明し、楽しみにしていた旅行ができなくなるのでは、余り意味はないかもしれない。

普通航空券(ノーマルチケット)は一定の距離の制限はあるものの、途中降機は自由である。また、ビジネスクラスに空席がある場合、搭乗前に申し出ればクラス変更を無料でしてくれるケースも少なくない。格安航空券も2都市の往復にわずかの金額を上乗せしただけで、4~5都市を周遊できる航空券が手に入る。ここでいう周遊とは乗り継ぎのために立ち寄る都市は含まない。宿泊する都市のみをカウントする。私の場合、ノースウェスト航空で比較的安い時期にあたる6月末の出発ということもあり、成田→デトロイト→バッファロー(陸路ナイアガラまで行き泊)→デトロイト→コロンバス(泊)→デトロイト→シアトル→バンクーバー(泊)→シアトル→成田という周遊で11万円を下回った。時間的に相当余裕がないと利用できないが、価値ある航空券である。