2-2. モーターホーム
2-2-3. レンタル時の注意事項
モーターホームは一般のレンタカーとは異なり、朝一番から借りだせるわけではない。通常は午後から手続き開始となる。事前、できれば前日に何時頃借り出しに行くか連絡しておいた方が手続きはスムースに運ぶ。このとき、レンタルステーションまでのタクシー料金を払ってもらえるか確認しておこう。送迎サービスを実施していない場合、レンタル会社が交通費を負担するサービスをしている場合があるからだ。
予約内容の確認や運転免許証の提示、保険のオプションやレンタル用品の申し込み等の事務手続きを済ませた後、車体各部の操作方法の説明を受ける。最後に車体の損傷と装備品のチェックを行うが、この際、自ら損傷を指摘するくらいに真剣にチェックしよう。点検後確認の署名を行う。出発後に装備品の欠品や損傷に気付いても後の祭りで、返却時に余計な費用を請求される。とはいっても、返却時にそれほど厳しいチェックをされるわけではないようだ。レンタルモーターホームをいつまでも新品の状態で維持できないのはレンタル会社も承知しているし、通常の使い方で生じる損耗はレンタル料金の中に含めているはずである。
モーターホームを借り出しても、すぐに出発すべきではない。一応の説明を聞いた後、すべて自分で動作をさせてみるべきである。自ら動かしてみるところとしては、車の運転関係(ウィンカー、ワイパーライト等)はもちろんのこと、次のところも実際に動作させて確認しよう。
・ストーブ(ガスコンロ)、換気扇
・発電機
・ヒーター(暖房機)
・サイドオーニング
・エアコン
・水ポンプ
・冷蔵庫(ガス駆動、電気駆動の切り替え)
・トイレット
・シャワー
・温水器
・電子レンジ
・その他各種スイッチ
走り出してから、もしくは最初のキャンプ場についてからでないと試すことができないものには次のようなものがある。
・オートクルーズ
・上水道、下水道のフックアップ
・電源のフックアップ
・ブラックタンク、グレータンクのバルブの開閉
走り出す前にこれだけチェックしておけば、途中で余りトラブルに合わなくて済むし、説明を聞いただけでは本当に理解できなかったところを、再度教えてもらうこともできる。ついでにトラブルが起こりそうなところも、初めに見つけておくできであろう。私の借り出したモーターホームは居住区用のバッテリーがダイネット下のプラスチックカバーに入っていたが、このカバーにひびが入って半分はずれかけていた。私は何かのタンクだと勘違いして、ここのメカニックに見てもらった。これは結局バッテリーのケースということで、問題はないということになった。
このようなチェックに1時間かかろうとも、レンタル会社の敷地内でチェックしたい。私は説明を聞いた後、自分で試してみてもわからないところがあったので、2回メカニックを呼んで教えてもらった。このため、ここのメカニックに嫌われてしまったかもしれない。そのおかげかどうかわからないが、旅行中設備関係のトラブルに悩まされることはなかった。それでも一つだけ最後まで何のためのものかわからないスイッチがあった。
最後にレンタル会社の敷地内をゆっくり走らせて、あの大きなモーターホームの車両感覚をある程度まで会得し、その後で一般道路に出ていくべきである。